LYRICS

全作詞作曲:語り音

※全ての歌詞の無断引用及び無断転載を固く禁じます。

三月花

愛しい人へ届けたい 溢れるこの想いを

気づいてくれるのなら 早く此処へ来て

優しい風が吹く場所で いつまでも待っているわ

必ず逢えることを 只願いましょう

 

きっともう逢えないと 弱くなっていく心の中

きっとすぐ逢える筈と 強い想いを植えつけるの

 

青く澄んだ空の下で 独り纏う薄紅の色

愛の唄を奏でながら そっと散る時を待つ

 

愛しい人を想う度 色づく私の頬

気づいてくれるのなら 早く此処へ来て

夢見心地の春の午後 柔らかな光浴びて

優しい貴方の瞳を 思い浮かべていた

 

知らぬ間にこんなにも 貴方へと惹かれていました

今日もまた 明日もまた 想いを募らせてゆくでしょう

 

青く澄んだ空の下で 独り纏う薄紅の色

 

愛の唄を奏でながら そっと散る時を待つ

雨に打たれ涙流し 此処で消えたとしてもまた

熱い想い胸に抱いて 綺麗な花咲かすの

 

桜散る頃 遥か遠く

愛しい人の影を 微かに感じながら

次の春を待つ

 

lyrics+music=katarine

雨ふらしの唄

あたしの名前は 雨ふらしといいます。

どうしようもないくらいの 雨女なので…

 

お日様、今日はあの人と会うため

少しだけ 顔見せてください。

お日様、今日は特別な日だから

少しだけ 手を繋いでいてください。

 

雨が降ったら

あたしのこと思って

雨が止んだら

忘れていいから

雨が降ったら

あたしのこと 想ってください。

 

あたしの名前は 雨ふらしといいます。

灰色の雲連れた 雨使いなので…

 

お日様、いつか寂しくなった時は

一緒に涙落として 泣きましょう。

お日様、いつか疲れてしまったときは

転がる嘘を 洗い流しましょう。

 

雨が降ったら

あたしのこと思って

雨が止んだら

忘れていいから

雨が降ったら

あたしのこと 想ってください。

 

lyrics+music=katarine

メトロトランプ

灰色ベレー帽 大きな目のメトロトランプ

水玉模様のスカートから覗く 寒い足

 

時折笑う 寂しい目のメトロトランプ

覚束ない足取りで 彷徨う狭い世界

 

声を失くした 急ぎ足のロボットたちを

今日も見送ってる

 

剥がれた壁が描く絵は

哀しい声で鳴く 仔犬に見えた

それは遠くの神に何かを

訴えるようなあの人に よく似てた

 

毎朝 目の前を通り過ぎるのは

疲れて何も見えてない 同じ顔の群れ

そんな日常の中に あなたは独り

腰を下ろしてた

 

耐えることを遠ざける 自由の中に

いつまで身を置くのか

不安定な心を抱いて

この雨に只あたしは 身を委ねてた

 

使い古しのコトバでも

使い回しのガラクタでもない

どんなモノにも例えられないあなたの

名前は何ですか?

 

あなたを見つけた あの日から

苛ついた心は 和らいでいった

明日はもう 其処には居ないと

わかってたら 聞きたかった

あなたの声

 

剥がれた壁が描く絵は

哀しい声で鳴く 仔犬に見えた

それは遠くの神に何かを

訴えるようなあの人に よく似てた

 

灰色ベレー帽 大きな目のメトロトランプ

水玉模様のスカートはもう 見当たらないけど

きっと別の何処かで 行き交う人を

見送ってるかな

 

lyrics+music=katarine

空色-kuushiki-

何も無い所に 花が咲いているよ

何も無い所なら 自由に咲けるから

まっくら暗闇に 目を向けてみなよ

キラキラ光る星 そこにあるだろう?

 

吸い込む 吸い込む

もう これ以上吸えないくらい

膨らむ 膨らむ

想いは 飛びたがってる

 

穴が開いて 空気が抜けても

風に乗って 遠くへ行くよ

 

何も無い所に 種が落ちているよ

何も無い所から 自由に咲けるように

まっさら白い紙に 何を描こうか

ユラユラ踊る君に 見惚れながら

 

吸い込む 吸い込む

もう これ以上吸えないくらい

膨らむ 膨らむ

想いを 伝えに行こう

 

小さな背中に 羽が生えているよ

大きな青い空 飛んで行けるかな

まっすぐ伸ばした 手の先が示す方へ

ヒラヒラ舞う花びら 纏いながら

 

何も無い所に 花が咲いているよ

何も無い所なら 自由に咲けるから

まっくら暗闇に 目を向けてみなよ

キラキラ光る星 そこにあるだろう?

 

光る キラキラ

踊る ユラユラ

舞う ヒラヒラ

 

lyrics+music=katarine

Tiny baby

空の雲のように

ふわふわ 浮かぶ

 

ママの腕の中で

ゆらゆら 揺られて

 

小さな君は

優しい声と

大きな愛で

守られているんだ

 

空と雲のように

くるくる 変わる

 

ママの瞳の中に

つぎつぎ 映って

 

小さな君は

可愛い仕草と

可愛い顔で

喜ばせてくれるんだ

 

パパとママの 宝物だから

ずっと 輝いていて

 

小さな君は

優しい声と

大きな愛で

守られているんだ

 

 

lyrics+music=katarine

スクウ

僕の頭を巣食う虫

君がその手で掬う月

誰かが誰かを救う国

 

いつまで経っても溶けない飴

いつまで待っても止まない雨

どれだけ考えても明かせないタネ

 

深い眠りから覚める時

浅い夢から醒める鳥

冷めた心 温めるストーリー

 

lyrics+music=katarine

Cambodian girl

生きるため編んだ 茶色の腕輪

生きるため選んだ 彼女の夢は

 

聞かなかった

僕は

聞けなかったんだ

 

"アナタ カワイイ"

"アタシ カワイソウ"

そう呟いた

彼女は

 

刺すような強い目で

ただじっと僕を見てた

諦めるような哀しい目で

ただ僕のこと

 

"アゲル"

手渡された 茶色の腕輪

"ありがとう"

言いながらも 彼女と目を

 

合わせなかった

僕は

合わせられなかったんだ

 

"またね"

手を振る

"マタネ ハ ナイ"

ってわかっていた

彼女は

 

刺すような強い目を

ただじっと僕に向けて

諦めるような哀しい目を

ただ僕に向けて

 

生きるため編んだ 茶色の腕輪

生きるため選んだ 彼女の夢は…

 

刺すような強い目を

ただじっと僕に向けて

諦めるような哀しい目を

 

刺すような強い目で

ただじっと僕を見てた

諦めるような哀しい目で

ただ僕のこと

 

lyrics+music=katarine

枯れない花

ここから見える景色を

どれだけ長い間 あなたは見てきたのだろう

庭に植えられた花が

咲いては散ってゆく姿を

 

一緒に生きてきた人と

生きてきた場所へ帰りたい とあなたは泣いた

孤独感に襲われる毎日から離れたい と

 

だけどもう 心の音は 

消えゆく時間(とき)を 刻み始めてた

 

あたしの涙 こんなに熱いのに

あなたは冷めてゆくばかりで

その細い指も 力無くて

もう あたしを抱きしめてはくれない

 

何か言って。

声を聴かせて。

 

あなたの優しかった笑顔を思い出すと

涙が溢れてくるの

今はもう あたしの顔さえもわからないのでしょう

 

あなたの優しかった瞳を思い出すと

涙が止まらなくなる

まっすぐで強いけれど 優しかった瞳を

 

こんなにも 人の終わりは静かで

とても 儚いもので

 

冷たくなった体を あたしが温めてあげるから

落ちた花びらを拾い集めて もうこれ以上枯らさないように

 

だからお願い、戻ってきて…

 

誰にも知られず散りゆく花も これ以上枯らさないように

誰かに見守られて散りゆく花も これ以上枯れないように

 

lyrics+music=katarine

ボートマン

その海には数え切れない程

沢山の船が浮かんでいて

その一つに迷い倦ねる事無く

僕は独り乗り込んだ

 

小さなその一つに

 

時々誰かを載せて見たり

波に逆らってみたりする

その流れに任せるも逆らうも

渡る海は皆同じで

 

君もまた其処に居る

 

乗りかかったこの船で

僕等は辿り着かなきゃいけないんだ

途中で沈む船など一つも無い

誰も僕という存在には成り得なくて

僕も他の誰かには成り得ないんだ

 

君が奏でる月夜の唄

君が語る浮き世の詩

聴かせて

粉々になるまでに

聴かせて

散々になるまでに

 

僕等は辿り着かなきゃいけないんだ

途中で降りる術など一つも無い

誰も僕という存在には成り得なくて

僕も他の誰かには成り得ないんだ

 

いつか粉になる骨組みは

明日という毎日を食べながら

幾年重ねて向こう側へと

この海を渡って行く

 

lyrics+music=katarine

ニウ-niu-

行方知れず 迷子の心

雨音に 耳澄ませば

 

雨の匂いに 君の香り

雨の音色に 君の声

雨の雫に 君の涙

雨のあとに 泣き止んだ君の顔

 

僕は 思う

君は 雨のようなひと

 

行方知れず 迷子の心

 

雨音に 耳澄まして

君が傍に在る感覚を

僕は 憶える

 

食べたいときに 食べる

眠りたいときに 眠る

遊びたいときに 遊ぶ

気まぐれな 可愛い空

 

僕は 思う

君は 雨のようなひと

 

行方知れず 迷子の心

 

雨音に 耳澄まして

君が傍に在る感覚を

僕は 忘れないように

 

夜の隙間に 

優しい歌声を 聴きながら 

夢を見る

 

明日が始まる

そのときまで

 

雨の音を

君の音を…

 

lyrics+music=katarine

サリィ

そこは 太陽と月の町

動き出す サンライズ

君と見る サンセット

ありがとう ハッピーデイ

 

ここは 夜も眠らない町

響き渡る サイレン

気づかない サイン

さよなら アンハッピーデイ

 

ウソのない どこまでも広い青の音

いつまでも 終わらない

君と僕とを繋ぐ あいのうた

 

晴れの空 潮風 泳ぐ鳥

僕を呼ぶ 君の声

約束 またここへ来るよ

 

この目に 逆さまに映る空と海

君と僕をひとつにする あいのうた

 

明日も ハッピーデイ

君にも 僕にも

 

そこは 太陽と月の町

朝日に目覚め

夕陽とうちへ帰る

 

それは常に在るべき 日の巡り

降り注ぐ サンライト

照らし出す ムーンライト

 

そこは 太陽と月の町

動き出す サンライズ

君と見る サンセット

ありがとう ハッピーデイ

 

lyrics+music=katarine

サンダルウッド

目に見えるものが 多すぎて ここは少しウルサイ

手に入るものが 有りすぎて 感覚がマヒして行く

 

ひしめき合う 生きものたち

建ち並ぶ 四角い住処

 

可愛い灯りと 満ちた香りの中

目を閉じて 深呼吸する

 

何もない 夢を見た

 

耳に入る音が 多すぎて ここは少しウルサイ

手に入れたものが 溢れて 片づくことのない部屋

 

競いたがる 生きものたち

勝ち誇る 一番の旗

 

可愛い灯りと 満ちた香りの中

目を閉じて 深呼吸する

 

何もない 夢を見た

 

lyrics+music=katarine

絵画

たとえば 海を描いた 

一枚の絵を 眺めて

たとえば 僕がそれを 

音で 表したとして

 

あぁ 

君に初めて 聴かせたら

何を 思い浮かべるだろう

 

たとえば 花を写した

一枚の写真を 見て

たとえば 僕がそれを

音で 表したとして

 

あぁ

君に初めて 聴かせたら

何を 思い浮かべるだろう

 

繊細な青を 拭っては

少しずつ 少しずつ

赤を 混ぜ合わせ

強い心を 創る

 

はみ出した色も 包み込む

温かさに また少し青を落として

壊して 満たして

そしてまた

落として 壊して 満たして

 

あぁ

たとえば色を 失くしたら

音を 奏で続けていこう

あぁ

たとえば音を 失くしたら

色彩を 重ねていこう

 

lyrics+music=katarine

Sleepy Debussy

カラダが浮くような 

夢の入り口にひとり

佇む僕がいる

 

頭を巡り巡る妄想の色は

ごちゃ混ぜ 僕の色

 

賑やかで 忙しい心

狼も虫も 同じ住処

 

追ってくる 等しい音

背中の電池 ひとつ外して

変則で リズム刻む

あぁ 少し眠ろう

 

壊れたイスにもたれ

眠る僕の肩

誰かが揺らしてた

 

頭を巡り巡らせてみるけど

結局わからないままだった

 

華やかで 儚い夢のウタ

涙こぼしては 歌っていた

 

追いかける 愛しい音

流れるメロディー 響き渡れ

メトロノーム 踊るピアノ

あぁ ゆりかご揺らすように

 

問いかける 君は誰?

浅い眠りの淵で

モノクローム 映し出す

眠そうな目で あくびをしている

あれはきっと

僕だ

 

lyrics+music=katarine

エゴトリップ-egotrip-

美しい 言葉なら

いくらでも あるけれど

僕はただ 君のこと

笑わせて いたいんだ

君にとって 一番の

嬉しいこと 探すから

どうかそばで

僕のそばで

とびきりの

笑顔見せて

 

君は ひたすらに

ゴーイングマイウェイ

君は ひたすらに

ゴーイングハイウェイ

ひとりぼっち

 

lyrics+music=katarine

名無しジャンク

さっきまで

名無しのおもちゃを

抱えて泣いていた

いくつも

一人で欲張り

結局 要らないものばかり

 

もういいだろ?

遊び飽きただろ?

壊れた箱は捨ててしまえ

新しい遊びをしよう

 

すぐにでも壊れてしまいそうな

君のココロの中

僕なら答え無しでも

とりあえず知りたいから行くよ

 

もういいだろ?

泣き疲れただろ?

涙を拭いて笑い飛ばせ

哀しみ色は消えた

 

憂鬱に染まって

退屈を凌いで

それでもやってくる

それでも進んでく

明日をみたいなら

君の一番をその手に取って

 

もういいだろ?

遊び飽きただろ?

くだらないガラクタに

いつまでもしがみついていないで

もういいだろ?

 

泣き疲れただろ?

涙を拭いて笑い飛ばせ

哀しみ色は消えた

 

lyrics+music=katarine

アイ

遠く幼かった頃を思い出して

二度と戻らぬ日々に涙して…

 

あたしの心の中に芽生えた

たくさんの想い達は

今を物語ってる

 

あたしの奥深く潜む悪魔は

痛みを飼い殺しては

静かに雨を降らすの

 

あたしを傷つけたあの人や

あたしを愛したあの人や

この身体が感じる温もりや冷たさ

あらゆるものがあたしを創る

 

終わる瞬間に見えるものは何だろう

 

-----壊れてもいい。

落ちて散った哀しみは、

このボクが救ってあげる-----

 

あたしが傷つけたあの人や

あたしが愛したあの人や

この身体が与えられた愛の欠片を

あらゆるものにあたしは変えてく

 

終わる瞬間に触れるものは何だろう

 

lyrics+music=katarine

記憶

君に取っての僕はどんな存在だったの?

君の中に記憶されるに僕は値していたの?

僕の声や言葉はまだ君の中にあるの?

僕は今でも君を思い出すことができるけど

 

君と交わした言葉は僕の記憶に残って

君がくれた笑顔は僕の脳裏に焼きついている

 

いつかは忘れてしまうものでも

記憶の底に留めておきたい

いつかは消えゆく思い出でも

確かな瞬間はあったはずだから

この目が捉えて僕の脳が認識する

記憶に残しておきたいと

 

もう二度と巡り逢うことなど無いだろうと

その記憶から零れ落ちて消え去ってゆくだけ

もう二度と言葉など交わすことも無いのだと

その記憶の奥深く閉じ込めて触れさせないように

 

出逢ったことさえ悔やんだ日も

記憶の底に留めておきたい

途切れた心を満たしてくれる

確かな瞬間はあるはずだから

 

いつかは忘れてしまうものでも

記憶の底に留めておきたい

いつかは消えゆく思い出でも

確かな瞬間はあったはずだから

この目が捉えて僕の脳が認識する

記憶の端に僕は居るの?

 

lyrics+music=katarine

ラッキーナンバー

当たり障りない 言葉選び

当たり前に 慣れてしまった

明日あたり 前に踏み出してみようか

進んでみようか

 

ハズレくじのない 宝探し

ハズレばかりが続いたって いつか晴れる

期待外れ 今日も晴れ間は見えないけど

歩いてみようか

 

君の声 僕の声 重なる時

言霊は一つに ライヤイヤ

過ぎ去った昨日より 時を重ねた今が

もっと輝いて いればいいや

 

当たり散らした 言葉たちが

辺り一面に散らばって 僕を見てた

明日あたり ちゃんと心を正して

素直になるよ

 

当たり外れは しょうがないさ

浮いては沈む それが常さ

進んでは止まる それでいいさ

少しずつ行けばいいよ

 

君の声 僕の声 交わる時

心から一つに ライヤイヤ

戻らない昨日より 時を重ねた今を

もっと大切に できればいいや

 

君の声 僕の声 届くように

心から歌おう ライヤイヤ

 

はぐれた右手 探し続けて

見つけた 君の左手には

ラッキーナンバー

 

君の声 僕の声 重なる時

言霊は一つに ライヤイヤ

過ぎ去った昨日より 時を重ねた今が

もっと輝いて いればいいや

君の声 僕の声 届くように

 

心から歌おう ライヤイヤ

 

君の声 僕の声 交わる時

心から一つに ライヤイヤ

見えない明日より この目に映る今を

ずっと焼きつけて いければいいや

 

lyrics+music=katarine

青の果て

僕は嘘つきで 優しくなどないから、

君のようにはなれないんだ。

 

遠すぎる果てで 溶け合って生まれる青を眺めてた。

僕は其処まで行けない。

 

形を変えて流れる白が いつの間にか消えて無くなるように、

僕も静かに消えてしまいたい。

 

こんなに小さな僕を 優しく包んでくれるから、

閉ざしてた心が開いてく。

こんなに小さな僕を 優しく見つめるから、

張り詰めてた糸が切れてしまった。

 

形にして示す愛なら 今すぐでも与え合えるけれど、

僕には君が此処に在るだけでいい。

 

こんなに小さな僕を 優しく包んでくれるのに、

何も返せない僕を許してください。

僕がこの目で見たいものは あの青の果て。

どうか僕を其処まで連れて行って。

どんなにこの手伸ばしたって届かないことも、

痛いくらい解っているから。

 

ねぇ、僕の青で 氷が溶けてゆくよ…

 

lyrics+music=katarine

カオス

どうして進めないの?

立ち止まるの?

守りたいものにさえ

手を伸ばせない

 

青すぎる空が切なくて

ただ 泣いた

 

絡みつく蔦を 切るための

術など無いと 思っていたあの日

 

そっと髪を撫でた

風は優しかった

 

どうして動けないの?

あたしの身体は

大事なものにさえ

追いつけない

 

赤すぎる太陽があたしを

ただ 笑ってた

 

過ぎゆく時間は 容赦なく

全てが歪んで 見えていたあの日

 

静かに降る雨が

猜疑すら流した

 

ここから踏み出せるほどの

力などないと 思っていたあの日も

 

絡みつく蔦を 切るための

 

術など無いと 思っていたあの日

 

遠く高くにある

月が綺麗すぎて

飽きるほど見上げた

空をただ愛した

 

lyrics+music=katarine

愛和唄

懐かしき日々を背に 何を思う

強さを抱いて今を築く 迷い人たちよ

 

幼き日々を胸に 時を辿る

脆さを抱いて今を歩む 旅人たちよ

 

馨しき春の先に 雨を聴き

哀しき風の後に 雪を纏う

 

沈む月に明日を祈り

人は只 愛を願う

 

lyrics+music=katarine

ハロー、マイ サンシャイン

涙枯れるほど 泣いて

僕のイタズラに 怒って

涙が出るほど 笑って

そんな君が 僕は好きだ

 

手を離さないで

目を逸らさないで

ずっと行こう

僕と行こう

君のいる 明日がいい。

 

拗ねてみせたり

ねだってみせたり

悦びを声にしたり

色んな君が 僕に向かってる

 

そのままでずっと

僕の傍に居て

そのままで生きて

僕と共に来て

 

手を離さないで

ずっと歩いて行こう

そのままで生きて

僕の傍に居て

 

在りのままで

在るがままで

君が居て

僕が居る

歩き出したこの道に

二人の未来に

幸あれ

 

ハロー、マイ サンシャイン

 

lyrics+music=katarine

迷路

まだ迷っていたいの

mあだ溺れていたいの

ねぇ、解って…

解って。

 

壊せる程 脆くはない

壊せない程 強くもない

どっちつかずの今のあたしはまるで

ママを捜す迷子みたい

独り彷徨って泣いてる

出口の無い迷路で

 

すれ違う人波に同じ香り

逢いたいよ。

早く触れたい

 

あなたが明るい空を見ている頃

あたしは暗い空を見ている

その手が届く場所へ来たら抱きしめて

文字で伝え合う時より 長く… 永く…

 

言葉じゃなく今伝えて

あなただけのやり方で

優しいその声とキスに

心まで溶けてしまいそう

 

全てが温かく愛しいから

逢いたいよ。

早く確かめ合いたい

 

あなたが明るい空を見ている頃

あたしは暗い空を見ている

その手が届く場所へ来たら抱きしめて

文字で伝え合う時より(長く…)

近くても遠くても変わらず

あなたを感じていたいから

その手が届く場所へ来たら抱きしめて

体を重ねて何度でも 愛して… 愛して…

 

出口なんて見つからなくていいから

この迷路の終わりは塞いだままにして。

 

lyrics+music=katarine

Objet

頑丈な鍵を掛けて

虚言を吐く口を塞ぐの

守れない約束なら 与えなくていい

 

感情が棲みつく部屋は

虚空を裂くように暴れる

裏切りの画策など 望んでなんかない

 

偶像に宿った声をかき消して

本当の自分を救えるのは 私だけだと

気づいて その壁を壊すの

 

完全な道を避けて

偽善を纏う獣を倒すの

抗う心の奥の弱さを認めて

 

悠然を装う森は

架空の城跡を隠す

欺く心の奥の 真実を見抜いて

 

空想に縋った唱を撥ね返して

頑なな自分を変えられるのは 私だけだと

気づいて その壁を壊すの

 

誰もが問う 存在の理由(わけ)を

捜して…

捜して…

 

偶像に宿った声をかき消して

本当の自分を救えるのは 私だけだと

気づいて その壁を壊すの

未完成なままの姿でいいから

本当に美しいものは 在りのままで生きているのだと

気づいて その砦を砕くの

今すぐ…

今すぐ…

 

lyrics+music=katarine

BLUE

離れたこころ もとに戻せない

離れた時間 もとに戻らない

 

確かな言葉 もう聞くことはない

 

ふたりの間にあった 愛しい日々の流れに

水色のしずく、ひとつ…

 

やさしい唇 肌のぬくもり

見つめ合った つなぎ合ったこの手

 

何気ない話 もう交わすことはない

 

ふたりの間にあった 愛しい日々の流れに

 

水色のしずく、ひとつ…

 

ふたりの体に刻んだ 愛しい日々の証に 赤色の傷

今もこの胸を熱くするよ…

 

ふたりの間にあった 愛しい日々の流れに

 

水色のしずく、ひとつ…

 

ふたりの間にあった 愛しい日々の流れに

 

水色のしずく、ひとつ。

 

lyrics+music=katarine

heaven

君にいてほしかった あの日

白い砂漠は 何一つなく

 

泣き出した 空の下で

僕はひとり 夢に消えた

 

君に聴かせたかった あの歌

語りきれない言葉たちを

 

僕は 儚く散った花のように

土に眠る

 

こわくないよ

君が見えるから

つらくはないよ

痛みさえないから

 

ほら もう

君の手の届かないところまで

僕は 来てしまったんだ

 

赤く光放つ 三日月

冷たく ただ何も言わずにいる…

星と ここで眠って…

ここで眠っているよ

 

こわくないよ

君が見えるから

つらくはないよ

痛み感じないから

 

とめどない

いのちの鼓動を

君はどうか

忘れないでいて

 

ほら もう

君が離した手の先は

明日へと向いてるよ

 

あぁ この手いつかは 届くの?

君へと…

 

lyrics+music=katarine

ひかり

理解(わか)ってくれるひとを、

この手を取ってくれるひとを、

先の見えない現実(ここ)で ただもがいてるあたしを、

救ってくれるひとを、

-----求めて、捜している。

 

歩いても、歩いても 遠い道…

"まだ逢えない?"

"どこまで歩いて行けば 逢えるの?"

 

太陽を隠した空がいつか明けることを 君は知っているから

美しいものを素直に受け止めて 清らかな心で感じられるように

その小さな手を 空に掲げて

光射すまで

 

前を向くことができなくて

道の途中で立ち竦んだまま

君は俯いていた

目に映るものを否定して

そこに蹲ったまま

君は泣き続けていた

 

少しだけ、少しだけ 顔を上げて。

明るい光が 君を照らしてる

 

太陽を隠した空がいつか明けることを 君は知っているから

美しいものを素直に受け止めて 清らかな心で感じられるように

その小さな手を 空に掲げて

光射すまで

 

もしこの道に終わりがきて

手に入れるべきものを見つけて

目の前にある不安を 全て壊してしまえたなら

霞んでいた世界から 僕らは抜け出せるだろう

 

絡まった糸を解しながら

ふたり 歩いて行こう

今はまだ晴れない空だったとしても

いつか見つけられる 陽の当たる場所を

空を見上げて 歌い続けて

光射すまで

 

lyrics+music=katarine

LONELY WOLF

そんな簡単に語れる程

あたしは軽く生きてない

 

強くなりたいと思っていた

あたしは意志が弱すぎた

 

慰めすらも上手く伝えられなくて

何度 苦い思いをしたことだろう

 

涙に暮れる貴方を ただ見つめるだけ

手を差し延べることさえ できないでいた

 

こんな後悔ばかりしてる

あたしは上手く生きれない

 

強く在りたいと願っていた

弱い自分は捨てたい

 

"独りで居たいから"と ここでじっとしていた

なのに 貴方が居なきゃ駄目だと知った

 

涙が乾く頃には ほんの少しでも

力を満たして 次なる場所へと向かえ

 

あたしの中で泳ぐ貴方の鼓動を

こんなにも素直に感じることができるのに

曇った心は焦燥に駆られて

 

祈りを忘れた罪は重く

流れ出る血は鮮やかに

満ちた月は赤く染まる

 

貴方の味を憶えてしまったこの舌を…

貴方をこんなにも愛してしまったこの身体を…

 

涙が乾く頃には 

貴方を忘れる頃には ほんの少しでも

力を満たして 次なる場所へと向かえ

 

lyrics+music=katarine

紫陽花

泣き虫なお空の水を浴びて

私は少しずつ色めいてく

 

美しく静かに色を帯びて

私は少しずつ艶めいてく

 

傘など要らない

裸のまま

 

踊る私の心は赤く燃え立ち

流す君の涙は青く塗れ

ふたり重なり咲く紫の花

 

ワガママな仔猫のようなフリで

私は少しずつ君を誘う

 

鮮やかに彩り染まってゆく

ふたりは少しずつ溶け合ってく

 

何にも要らない

裸足のまま

 

踊る私の心は赤く燃え立ち

流す君の涙は青く濡れ

ふたり重なり咲く紫の花

 

踊る私の心は赤く燃え立ち

流す君の涙は青く

踊る私の心はやがて燃え尽き

色褪せてもふたりは何度でも

求め合っては咲く紫の花

 

lyrics+music=katarine

(タイトル未定)

誰もいない 小さな部屋

僕はひとり 窓のそば佇んで

灰色の外を 眺める

 

少し冷たい 春の風

冬の余韻が 肌をそっと撫でて

優しく 鳥かごを揺らす

 

遠く離れた 空の果て

広がる青に 心晴れ渡って

大きく 深く呼吸(いき)をする

 

背中丸めた 冬に

さよなら 手を振って

陽だまりを 探して歩く

あたらしい 朝

 

もう少しで開く 眠り覚めたつぼみ

 

霞んだ輪郭を

華やかに彩る頃

閉じた感覚は

鮮やかに色づく

 

水色の雫に

さよなら 手を振って

陽だまりを 見つけて笑う

淡く輝く 光に

おはよう 手をかざして

陽だまりに包まれて 歩く

あたたかい 朝

 

もう少しで届く 花びらの手紙

 

誰もいない 小さな部屋

僕はひとり 窓のそば寄り添って

 

春色の外を 眺める

 

lyrics+music=katarine

キツネ ノ ヨメイリ

枝垂れ咲くは 宵の花

乱れ咲くは 酔いの花

 

言の葉遊び 語り音の夜

 

触れた肌に 淡い傷

濡れた瞳 青い雫

 

泣き止まぬ虫 紙くずの山

 

思い描くは 恋し人

希うは 赤き糸

 

泣き笑う空 晴れた日の雨

 

lyrics+music=katarine

空夢

もしかしたら ここは夢の世界で

目が覚めたら 記されない記録

 

僕がついた 深呼吸という名の ため息

 

聞こえないフリで 耳を傾ける

見えないフリで 君の形を捜す

 

僕がついた 物語という名の 嘘

 

空夢 

偽りは時に

優しく記憶を揺るがす

空夢

紡がれた歌は

何ページにあった?

 

もしも君が 明日夢から覚めて

僕のことが わからないとしても

 

この目に映るのは

紛れもなく 僕が愛した人

 

空夢

いつかの場所へと

優しく記憶を誘う

空夢

偽りは時に

静かな祈りへと変わる

空夢

紡いだ言葉は

何ページにあった?

 

lyrics+music=katarine

合想人(アイソウト)

君の中で 何かが 壊れて

僕はそれを 上手に 受け止められない

 

そっと 目を伏せて 君は 微笑うんだ

きっと 僕らは 繋がれない

 

繋げない

この手から 零れ落ちた 砂のように

声も無く 消えて行く

遠くへ

遠くへと

歩いて行くんだろう

僕らは ひとりで

 

君の中に 棲みついている 涙の虫

僕はそれを 上手に 拭えないのさ

 

でも 君が流す その透明が

温かいこと 僕は知ってるよ

 

この手から 零れ落ちた 砂のように

声も無く 消えて行く 遠くへと

 

その目から 零れ落ちた 涙のあしあと

消えて行く いつか

どこかへと

行く先を 照らすように

声を上げ 生まれる 明日を

 

歩いて行くんだろう

僕らは それぞれに

歩いて行くんだろう

僕は君を

君は僕を

想って

 

lyrics+music=katarine

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